

年間212冊の本を読めるようになった
方法を教えます!!
2019年12月13日更新!!
・ 読書をはじめたいけど、本の読み方がわからない。
・ 本をもっと効率よく読みたい!!
・ 本の読み方に不安がある。
・ 楽に本を読めるようになりたい!!
上記に当てはまる方、必見!!
読書において「本の読み方」はあまり重要視されていません。
それは「読む」ということを、私たちは普段の生活で自然にやっていることだからです。

ただ字を追っていけば
いいんでしょ?
しかし、実際に本を読んでみると……

どうやって読めば
いいんだ?
「読む」ということが単純な作業でありながら、むずかしい作業であることを認識します。
そんな壁が立ち塞がると「読書家のマネ」をする人が増えます。すでにやっている人の技術をマネすることは、とても良いことです。
しかし、読書家のマネは正しい知識や技術を盗まなければ意味がありません。
「速読をすれば本を速く読めるようになる」
「まとまった時間で本を読もう!!」
「ゲームやSNSは一切やらないぞ!!」
これらはすべて……勘違いです!!!!
注意をしておくと、「読書初心者の人は……」という意味です。
では、よく勘違いされている代表例を解説していきましょう。
【速読は必要なのか?】
読書が苦手な人に限らず、読書が習慣になっている人でも……

なりたいな……
と思うのは当然のことです。
一時期は「速読」がブームになりました。「物理的に眼球運動を速くする」「ななめ読み」「文字を絵を見るように……」など、様々な「速読技術」が発表されていきました。
しかし、2016年にカリフォルニア大学の研究チームが発表したデータによると……
ということがわかっています。
本を読む「速さ」を重視して「目的」を見失ってしまっては「本を速く読む」ということだけが「目的」になってしまいます。
「本を読む」ということは「目的」ではなく、1つの「手段」であることを忘れてはいけません。
「本を速く読めた!!」と思っても、本に書いてある内容を、あなたが理解していなければ、せっかく速く読めても学ぶことは少ないので、逆に時間の無駄です!!
本を数多く読んでいくことで、読書スピードは自然に速くなります。
速読の技術を身につけるために時間を使うのであれば、その時間を使って、どんなに遅くてもゆっくり本を味わって読む方が有意義な時間になります。
速読がブームになったとき、私の友人は「速読セミナー」で入会金10万円を取られ、最終的に速読は身につかなかった……なんて話も聞きました。
野球選手がスイングスピードを上げてバットを速く振ることができても、ボールに当たらなければ意味がありませんよね。
空振り読書をしないためには、速読は後回しにしましょう。やがて「速読しなくてもいいや」と思えたとき、あなたが「読書家」に近付く瞬間です。
【全部読もうとしない】
「小説」は「ストーリーを楽しむもの」なので、飛ばし読みをすると内容が理解できなくなってしまうので最初から最後までゆっくり味わいましょう。
「ビジネス書・実用書」のような「著者が自分の研究や経験を教えてくれるもの」に関しては「ゲームの攻略本」または「週刊マンガ誌」を読むのと同じように読みましょう。
このように話すと、多くの人が……

多くの知識を
知ることができるよ?

もったいないよ……
などと言われます。
しかし、考えてみましょう……あなたはゲームの攻略本を読むときに、最初の1ページ目を一字一句、見逃さずに読みますか? 週刊マンガ誌を読むときに、自分の好きなマンガから読んでいませんか?
さらには……映画を見たあとに、すべてのシーンやセリフを覚えていますか?
どうでしょうか?
「ゲームの攻略本」「週刊マンガ誌」プラスして「雑誌」も、自分が「知りたい」「見たい」「読みたい」ところを優先して読んでいるはずなのに、活字が多い本になると「全部読まなくてはいけないんだ!!」と思ってしまうのです。
攻略本を1500円で買って、攻略するための方法をいくつか知れたら「この攻略本を買ってよかった」と思うでしょう。「もったいないから全部読もう!!」なんて思いませんよね? これは「ビジネス書・実用書」でも同じです。
そして本を1冊すべて読んでも、私たちは本に書いてあることのすべてを記憶することはできません。
本の前半に「大切なこと」が書かれていたのに、すべて読んだことで「大切なこと」を忘れてしまった……なんてもったいないことだってあります。
私がオススメしている方法は「ビジネス書・実用書」の読み方は、最初に「目次」を見て「自分が知りたい」と思うページから読むことです。
さらに効率よく本を活かすためには「アウトプット」も大切ですが、これは別記事で……
「自分が知りたい」と思うページを読んでから「他も読んでみよう!!」と思って、結果として全部を読むことは、問題ありません。
「最初から最後まで順番に全部読む」という考え方を1回崩すことで、あなたにとって必要な「自分の知りたいこと」を効率よく知ることができるのです。
「ビジネス書・実用書」は「自分の知りたいこと」を優先して読みましょう。
【3分あれば本を開こう!!】

毎日1時間
本を読もう!!
「まとまった時間を作って本を読む」ということは、多くの人が読書をはじめるときに目標にします。
しかし、多くの人が目標にしていることにも関わらず、多くの人が継続できずに終わります。
私は「3分」あれば本を開きます。
「毎日1時間本を読む」という目標が達成できない理由は簡単で、どんな人でも「毎日1時間を確保できない日」が確実にできてしまうからです。
「月末に仕事が忙しくなった」「飲み会に行った日は時間が取れない」「家族との時間を優先して本を読めなかった」「疲れていて寝てしまった」など……あなたにも経験があるでしょう。
そもそも人間の集中力には限界があります。
精神科医の樺沢紫苑さんの書かれた本で『ー脳のパフォーマンスを最大限に引き出すー神・時間術』(大和書房)という本があります。
この本には「15・45・90の法則」が紹介されています。
「15・45・90」の数字は、すべて時間の「分」のことです。
では、集中力と時間について説明していきましょう。
「15分の集中力」
かなり深い集中が持続できる濃い集中時間。
(同時通訳・監視作業など)
「45分の集中力」
学生が集中を保てる時間。
(小・中・高生の1コマの授業時間やテレビドラマなど)
「90分の集中力」
大人がなんとか集中できる限界の時間。
(大学の1コマの授業時間やサッカーの試合など)
著者の樺沢さんも書いていますが、時間の分数には個人差がありますので、ぴったり「15分」「45分」「90分」ではないことを理解しておきましょう。
新しいことに挑戦するときは「高い集中力」が必要です。
つまり、最初からまとまった時間をつくって読書をはじめようとすると約15分後には集中力が切れている状態になります。
これでは「読書は辛いもの」と脳が認識してしまいます。
読書を習慣にできないこともうなずけるでしょう。
あなたが初めて新しい環境で仕事をはじめたときのことを、思い出してください……
1日中、とても高い集中力を使って疲れた記憶はありませんか? それが慣れてくると、楽になりますよね? 良い意味で「手の抜き方」を覚えてきたり、自分なりの「休憩の仕方」を習得できるのです。
「読書を習慣にしたい」と思っている人にオススメする読書習慣は……
・ 1回の読書時間は15分以内。
・ 3分あれば本を開く。
この2つです。
高い集中力を保てる限界の15分であれば、ダラダラ本を読むことを防ぎます。
そして3分というのは「電車の待ち時間」「電車1駅分」「休憩時間」「待ち合わせの待ち時間」など、ついスマートフォンを手に取ってしまうような時間のことです。
私は「信号待ち」でも本を開くようにしています。
これだと実質は1分程度ですが、慣れてくれば1分でも「本を読みたい」と思えるようになります。
1日に「3分」「5分」「15分」「7分」……と隙間時間を利用すると、ここに書いた時間だけで合計すると、30分の読書時間を確保することができています。
読書を習慣にするコツは「最初から頑張りすぎない」ことです。
【ゲームやSNSをやってもいい!!】
ネットゲームやSNSが当たり前の時代に「ゲームをやめて読書をしなさい!!」「SNSをやめて読書をしなさい!!」と言われても、むずかしいことでしょう。

スマホでゲームや
SNSやっちゃうんだよな〜
なんて人は、多いのではないでしょうか?
そんなあなたに朗報です!!
私がオススメする読書術では「ゲームやSNS」はOKです!!
多くの読書術の本で「ゲームやSNSは時間の無駄」「いますぐゲームやSNSを断ちなさい」と書いてありますが、これは小学生に……

勉強をしなさい!!
と言っていることに、さほど変わりはありません。
マンガやアニメでよく聞くようなセリフですが、これを言われると逆に「遊びたくなってしまう」のです。
私たちは禁止されていることや、我慢していることほど「やりたい!!」と思ってしまう生き物です。

ゲームやSNSをやめる!!
と決意すると「ゲームができる」「SNSを見てもいい」という環境がきたときに、溜めていた反動で時間を忘れてゲームやSNSを何時間もやってしまうのです。
それならば、いっそのことOKにしちゃえ!! という作戦です。
しかし、しっかりとルールを決めます。
「〇〇分だけゲームとSNSをやったら〇〇分は読書をする」
「〇〇分」については、あなたが決めましょう。
つまり、ゲームやSNSをやるときは、「必ず時間制限を決める」というルールを作るのです。
私たちがインターネットに時間を使っている時間は『2019年版 読書世論調査』(毎日新聞社)のデータでは……
10代後半は「3時間51分」
20代は「3時間37分」
30代は「2時間22分」
このような結果になっています。
全世代の平均は「2時間12分」です。
前年の2018年版のデータに比べて「8分」長くなっていて、今後さらにネット利用時間は伸び続けることが予想されています。
これにテレビの平均視聴時間(3時間13分)を合わせると「5時間25分」で、1日の4分の1はインターネットかテレビを利用していることになります。
この時間のすべてを「読書に変える」なんて不可能です。
しかし、時間制限を決めて……

15分読書をしよう!!
というルールを繰り返せば、気づいたときにはゲームやSNSの利用時間を減らすことができます。
新しいことをはじめるときは「0か100で考えずに」「50:50」や「30:70」など、無理のない自分だけのルールを決めてしまうことをオススメします。
やがて、読書の魅力に気がつくと……

本を読む方が
楽しい!!
と考え方が変わるでしょう。
【まとめ】

・ 15分以内の読書からはじめよう!!
・ ゲームやSNSにはルールを決める。
「自分は読書家だ!!」と思っている人でも「効率の悪い読み方」を続けてしまう人が多いのは現状です。
「本の読み方」は、学校では教えてくれません。
それは、大人が「本の読み方」を知らないからです。
もっと辛口でいえば……
大人が読書をしないからです!!
子どもは大人がやっていればマネをします。
電車内で周りを見ると、永遠にゲームやSNSをやっている大半は大人です。
「周りの人もやっているから……」ではなく、あなたは自分の「本の読み方」を身につけて、読書を習慣にできると、人生が変わります!!
読書をしない人は……

変わるわけないよ……
と言いますが、読書をしている人は……

変わった!!
と言います。
ごくごく当たり前のことですが……読書をしなければ読書の大切さを知ることはできません。
あまり大切だと思われない「本の読み方」こそ、読書を習慣にするためには知っておくべきことなのです!!