
2020年6月10日更新!!
⬇️本日、解説する本はこちら⬇️
『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』(かんき出版)
著者 西成 活裕
2019年1月21日初版
・ とにかく数学が苦手な人
・ 文系だからと数学から逃げてきた人
・ 中学の数学を理解せずに大人になった人
⬆️当てはまる方は、必見必読!!⬆️
目次
【『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』著者 西成活裕 プロフィール】
西成 活裕(にしなり かつひろ)
1967年東京都生まれ
東京大学先端科学技術研究センター教授
[経歴]
・東京大学工学部卒業
・同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了
・ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る
・「わかりやすく教える」ことに定評がある
・小学生に微積分の概念を理解してもらった経験がある
【『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』結論!!】
数学……それは、多くの学生を苦しめる悪魔の言葉だ。数学のテストが返されたとき、あまりの点数の低さに「自分はダメなやつだ!!」と追い詰めたことはないだろうか? 大人になって「数学」という言葉から逃げ切った人は何人いるだろうか?
決して国語は得意ではないけれど、数学が苦手なことは明確なので自分を「文系だ!!」と言って、"偽文系"をつらぬいていないだろうか?
そんな君に朗報だ!! 中学の数学と仲直りするチャンスが訪れたんだ!!
と思っているそこの君!! ちょっと待ってくれ……最後まで話を聞いてほしい。
『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』を読めば、過去の数学の嫌な思い出を消し去ってくれるぞ!!
学生時代に……
という言い訳を一度でも使ったことのある人は、絶対に読んだほうがいいぞ!! 過去の嫌な思い出を消し去ることで、君の考え方は変わる!! 本書を読み終わった後には「なんでこの本が中学時代になかったんだ!!」と……に向かって叫びたくなる。
数学が必要ないのではなく、君は数学を日常で使おうとしていないだけだったんだ!! これに気づくと変わるぞ、人生が!! 明日から!!!!
もし君が「数学も苦手だし、読書も苦手」でも安心してほしい。本書は「西成先生」と「私」という二人の対話形式で話が進んでいく。マンガのような気軽さでスラスラ読むことができるんだ!!
【『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』引用解説】
※ ここからは引用解説です。
本の一部を抜粋しておりますので、
読みたくない方は「書籍情報」まで
飛ばしてください。
【引用①】これからの数学は変わる!!
そうなんです。だから、「公式を覚えること」よりも、意味を理解して、「論理的に考えること」のほうがこれからは大事なんですよ。
「文系だから、ロジックは苦手で……」と言う人がいるんですけど、論理を「言葉(自然言語)で書いたのが国語であって、「記号」で書いたのが数学というだけ。
『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』(かんき出版)
西成活裕
なんで今さら!?
実用的な数学の時代
数学な苦手な人は、訳のわからない公式に頭を抱えた経験が1度はある。この「訳のわからない公式」こそ「こんなもんいつ使うんだよ!!」って思ってしまう原因のひとつ!! 日常のどんなシーンで使えるのか? どんなときに便利なのか? これを教えてくれないと数学は嫌われ者になる一方なんだ!!
し・か・し!!
そんな時代が変わろうとしている!? 本書の冒頭では、「日本の数学がこれからどんな変化をするのか?」という疑問を丁寧に解説してくれている!! この部分を読むだけでもおもしろいし、「なんで自分が中学生の頃に、こうならなかったんだ!!」と叫びたくなること間違いなしだ。
さらには「頭のよさって何?」という疑問にも答えてくれている。
ただ数学のむずかしい公式を、わかりやすく解説をしてくれるだけで素晴らしいのに、そのさらに上をいっている……こんな完成度の高い本は、ここから先の何十年、世の中に出ることはない!!
数学のコンプレックスを解消できれば、他のジャンルの学習にも手をつけやすくなる!! まずは冒頭だけでも本屋で立ち読みしてほしい。きっと、そのままレジに持っていってしまうだろうが……
【引用②】中学数学のラスボスってなんだ?
あえて言いましょう……二次方程式こそが中学数学の最高到達点であり、ラスボスだと! 「二次方程式がマスターできたら、中学数学は卒業!」と言ってあげたいほど重要。具体的には、「ax2+bx+c=0」という式のxの値を自力で導き出せレバ、ゴールです。
『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』(かんき出版)
西成活裕
まずは中学数学の
最終ゴールを知る!!
数学は小学校の算数から少しずつ階段を上っていくことで問題を解くことできる。たし算がわからないのにかけ算はできないし、かけ算ができないのに三角形の面積は求められない。でも、中学の数学で最終的なゴールを教えてくれる先生はいない!! これはとても危険なことなんだ。
山を登るのに、どんなルートを通って、どれくらいの時間がかかるのか? ということをわかっていないと危険なことは君にもわかるだろう。富士山に財布と携帯、短パンTシャツにビーサンで挑む人はいないよね。
だけど数学だとやってしまうんだよ。ゴールの見えない山登りを……
著者の西成先生は、中学数学のゴールを先に示してくれます。これは山登りの前に地図を先に渡すことと同じなんだ。「二次方程式」がラスボスだとわかっているのであれば、そのラスボスを倒すためには、どんなアイテム(計算や公式)を手に入れる必要があるのか? を知らなければ攻略は不可能だよね。
ゴールへの道筋がわかれば、それぞれの課題で何をクリアしていけばいいのか明確になってくる。山頂までの時間がわかっていれば、ペース配分を決められることと同じなんだ!!
本書の、どの章を読んでも同じ思いを叫びたくなる……
「なんで、学生時代に教えてくれなかったんだ!!!!」
【『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』書籍情報】
読みやすさ |
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適正レベル | 初心者・中級者・上級者 | ||
本の特徴 | ・236ページ ・6章に分かれている ・イラストが多い ・左開き、横書きの本 ・数学が苦手な人こそ読むべき ・数学をわかりやすく言葉で解説 ・中学数学の全てを学び直せる |
(適正レベル)
初心者・・・月1〜3冊
中級者・・・月3〜6冊
上級者・・・月10冊以上
・ とにかく数学が苦手な人
・ 文系だからと数学から逃げてきた人
・ 中学の数学を理解せずに大人になった人
【まとめ】
・ 数学コンプレックスを解消しよう
・ 中学数学の地図を手に入れよう
・ 『文系の私に超わかりやすく数学を教えてください』を読もう!!
公式などの解説は、引用では説明しきれないため本書に委ねるとします……ただ確実に言えることは「数学コンプレックス」は解消されるということ!! 別に読んだ後に数学のテストをやるわけでもないので、「勉強しよう!!」「頑張らないと!!」なんて気を張りつめる必要もないからね。
内容をすべて理解できなくても落ち込む必要なんて一切なし!! 大人になった今だからこそ数学と仲直りするチャンスをくれる本だ!!
中学生が数学を勉強する前に読んだら進路の選択肢が間違いなく増える!! 成績が簡単に上がってしまう……だから背表紙に「中学生は決して読まないでください」って書いてあるけど、完全に「中学生は絶対に読むべき」というフリにしか思えないwww
兎にも角にも、この1冊を読んで人生における苦手な教科をひとつ減らしておくと、今後の学びに繋がりますよ!! まだまだ学びたい欲がある人は必読ですな……
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