
こんな疑問を解決します。
【速読は、なぜ不要なのか? 結論】
たしかに、速読という技術は存在していて、速読で本を読める人もいます。しかし、速く大量の本を読んでも知識が身につかなければ意味がないことは言うまでもないでしょう。
たくさんの本に触れていれば、読むペースは自然と上がっていきます。この事実を知っていれば速読を身につけるために必要な練習時間はもったいないと思うのが普通です。高額な速読セミナーに通えば、時間とお金がムダになります。
そもそも小説は速読しても楽しむことはできません。映画を早送りで観ても、緊迫したシーンの間やセリフのリズムが軽くなってしまいますよね。試しに映画を2倍速で観てみるといいでしょう。お気に入りの映画こそつまらなく感じます……
速読にこだわって「本を速く読む」ことが目的になっていては、読書から学べるものもなければ、楽しむことなんて不可能です。

と思うのであれば、急がば回れで本を読み続けるしかないのです。
【速読が不要な理由はサルでもわかる】
❌文字を速く読む
速読で勘違いされているのは、読むスピードを決める要素の考え方です。文字を速く読めても、内容を理解できなければ読書している意味なんてありません。
速く本を読むためには、すばやく内容を理解する力が必要なんです。

こう思う方もいますよね。
まず基礎知識(土台)を固める必要があるのです。そのためには各ジャンルの「入門書」を読むことがオススメです。入門書で土台を固めていないのに、いろんな本を速く読めるわけがありません。
基礎知識がない読書は、小学1年生が小学6年生の教科書を読むようなものです。理解できなくて当然ですよね?
内容を理解して速く読めるようにするためのトレーニングとして、同ジャンルの本で「入門」「中級」「上級」の本を買って、入門書から順番に読んでいくことがオススメです。
基礎知識があれば、上級の本でも「???」と感じることが少なくなるので読みにくさは解消されます。それでも上級の本に読みにくさを感じるのであれば、違う入門書を読んでみましょう。読書だけに限らず、基礎が固まっていないのに応用はできないのです。
【速読で楽しようとしている人に学びはないです】
「すぐに速読を身につけたい!!」と思っている人は、楽をしようとしているだけです。すばやく大量の本を読んでも、そんなことは偉くも凄くもありません。本を読んで学んだことを実行できる人が偉くてすごいんです。
速読は、本を読み続ける人が知らぬ間に身につけてしまう力です。
長年、同じ仕事をしていたら嫌でも仕事のスピードは上がりますよね? これは作業するために倍速で体を動かしたからでしょうか? 違いますよね。効率よく仕事をするための方法が身についたからです。
誰だってコツコツ継続していれば本は自然と速く読めるようになるのです!!
料理をやったことがない人が、料理人に憧れてキャベツのみじん切りにプロと同じ速さで挑戦したらどうなるでしょうか? キャベツはもれなく真っ赤に染まるでしょう……
速読だって同じです。怪我はしないかもしれませんが、「読み間違い」「解釈の違い」が起こります。これでは著者の考えを正確に読み取ることは不可能ですね。
何度もしつこく言いますが、速読なんて後からついてくる技術です!! 速読を身につけるために時間を割くのは時間のムダです!! 楽して学びを得る方法があるなら、私が教えて欲しいくらいですから!!
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【まとめ】
・ 速読のために時間とお金をムダにしない
・ 「文字を速く読む」が速読ではない
・ 楽して学びを得る方法なんてない
速読を勧める本はたくさんあります。セミナーも山のようにあります。しかし、読書家の中で速読セミナーや速読を勉強した人はほぼ0に等しいです。
ということは、速読を勉強した人ほど読書家になれないと言っても過言ではありません・・・この事実に気付いてほしい一心で書いた記事です。
速読の技術を全否定する気はありませんが、身につけるためにお金と時間をムダ使いするのだけはもったいないですからね。コツコツ積み上げた人だけが、読書家の扉を開けるのです。
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