本の読み方 ⑥「作者の気持ち」よりも大切にするものとは?
年間0冊……
10ページも本を読めなかった私が
年間212冊の本を読めるようになった方法教えます!!
しおつん
2019年12 月19日更新!!
・ 作者が伝えたいことがわからない。
・ 本を読んでも気持ちが動かない。
・ 本から、何を読み取ればいいのかわからない。
上記に1つでも当てはまる方、必見です!!
私たち日本人の習性で「人の気持ちを気にする」というものがあります。
言い方を変えると「空気を読む」などともいえるのですが、相手の気持ちを気にするがあまり、自分の意見が流されてしまうことはありませんか?
日常生活では役に立つ場面があるかもしれませんが、読書をするときに「人の気持ちを気にする」は、時として邪魔なものになります。
学生の頃、国語のテストで「作者の気持ちを答えなさい」という問題がありましたよね?
私は当時から……

そんなこと知らねーよ!!
と思っていました……
そして「読書が好き」になってから、もっと大切なことに気がついたのです。

【「作者の気持ちを答えなさい」の罠】

結論からいえば「作者の気持ち」よりも「あなた(自分)の気持ち」を優先して本を読んでください。
私たちは学生時代に……
作者の気持ちを答えなさい
この作品に作者が込めたメッセージは何か答えなさい
作者の意図を20字以内で書きなさい
という問題を、国語のテストで解いてきました。
し・か・し!!!!
当たり前のようにやってきた「作者の気持ち」を答えるテスト問題には、予想外の事実がありました。
テストの題材になる作品を書いているのは、もちろん「作者」です。
テストの問題を作るのは「出題者」です。
あるテレビ番組で、テストの題材に作品が使われた「作者」は、自分の書いた作品のテスト問題で100点をとれるのか? という面白い企画がありました。
すると……「出題者」が考えた問題に「作者」はまったく正解を出すことができなかったのです!!
つ・ま・り!!!!
「作者の気持ちは、作者にしかわからない」
ということです!!
それなのに私たちは……

この作者は何を伝えたいんだ?
と悩んでしまうのです。
はっきり言って、超がつくほど無駄な時間です!!
「作者のことなんて無視しろ!!」と言っているわけではありません。
しかし、そんなことを気にして、読書をする手が止まってしまうのは勿体ないのです!!
そもそも……こんなことを言われたことはありませんか?

数学の答えは1つだが、国語の答えは1つじゃないぞ!!
このセリフは、私が小学生、中学生、高校生で必ず聞いてきた言葉です。
そ・れ・な・の・に!!!!
国語のテストで「作者の気持ち」を答える問題に、しっかりと模範解答があり、間違っていたら「×」をつけられます……
「答えは1つじゃない」って言ったじゃんか!!!!!
朝の読書習慣や、読書感想文……そして「作者の気持ち」を答える問題……
日本の国語の授業は、読書に悪影響なものばかり……本当は読書をさせたくない理由でもあるの? と私は問いたい。
つい熱くなってしまいましたが……
要・す・る・に!!!!
「作者の気持ち」の正解を出すには「作者本人に聞かなければ真実はわからない」ので、読書をはじめたばかりの人は、考える必要ありません!!
名高い文学作品になると、作者の気持ちを考えることで、深みの出てくる作品は多いです。「夏目漱石」の作品など……
それでも正解なんてわかりませんし、夏目漱石の気持ちなんて、本人亡き今は知るよしもありません。
「本を読んで素直に感じたこと」を優先するべきなのです!!
※ 何度も書きますが「作者の気持ち」を無視しろ!! というわけではありません。
※ 役者は、作者の気持ちを読み取る読書も訓練として必要です。
※ 「読書が苦手」な初心者に向けて書いています。

【「あなたの気持ち」の方が100倍大事だ!!】

では、作者の気持ちを置いておき、何を気にするのか?
もうすでに答えた通り「あなたの気持ち」を大事にしましょう。
あなたが映画を観たときに……

この映画は、自分を犠牲にして「仲間」を守るストーリーに感動した!!
こう思ったとしましょう。
しかし、後日……映画監督のインタビューで……

皆さんは「仲間」や「友情」がテーマだと思っているみたいだけど、私が伝えたかったのは「家族の絆」だよ。
なんていわれたらどう感じるでしょう?
真面目は人は「私の読みが浅かった……」などと思うかもしれません。
しかし、私も脚本を書く立場の人間として言わせてもらうと「作者が込めたメッセージ」が作品を通して観た人に伝わらなければ、作者の負けです!!
以前、私が主宰した舞台の終演後に……「この作品は、何を伝えたかったのですか?」と聞かれました。
その方に悪意はなく、作品も楽しんでいただけたようなのですが、私はショックを受けました……
「お客様に作品の力を伝えられなかったんだ……」と感じたからです。
どんな作品でも、観ている人の「生い立ち」「今の気分」「抱いている夢」「今の仕事」によって、作品の解釈は変化します。
無理やり、あなたが作品を通して感じた「感想」は、あなただけのオリジナルな「感想」でいいのです!!
「作者の気持ち」に寄り添った結果、あなたの中にある「感想」を消してしまうことは、本当に勿体ないことです。
「作者の気持ち」より「あなたの気持ち」を大事に!!
「私はこう感じました!!」と言ってもらえる方が「作者の気持ち」と違っていても、作者は気持ちがいいものです。

【どうやって自分の気持ちを探すのか?】

そう言われても……

「自分の気持ち」ってどうやって生まれるの?
という方もいます。
以前書いた記事で、詳しく書いていますので、ざっくり話をします。
「過去記事リンク」⬇️ ⬇️ ⬇️
「共感」「感動」「違和感」の3つで、自分の気持ちを見つけましょう。
これを「気づきの3感」と呼んでいます。
「共感」
あなたが「その通りだ!」「同じことを思っていた!!」と感じるところ。
「感動」
あなたが「これは凄い!!」「新しい考え方だ!!」と感じるところ。
「違和感」
あなたが「これは違うんじゃないか?」「今は理解できないな……」と感じるところ。
この「気づきの3感」は、他人の目を気にする必要はありません。
あなた自身が感じた「共感」「感動」「違和感」に、素直に従えばいいのです。

こんなことに「違和感」を持つのは変かな?
なんて思う必要はありません。

【まとめ】

・ 「作者の気持ち」は考えても意味がない。

・ 「作者の気持ち」より「あなたの気持ち」を優先する。

・ 「気づきの3感」で「あなたの気持ち」を見つける。

しおつん
念のためにもう1度言います……「作者の気持ち」を無視しろ!! とは思っていません。
それが邪魔になるくらいなら「1度忘れましょう」ということです。
本を読んで生まれる「感想」は人によって違って当然です。
どんなにヒットした映画でも「私は面白くなかったな……」と感じることが、あなたにもあるでしょう。
不思議なことに、これが「読書」になると「私だけ違うのおかしいかな?」と不安になるのです。
違くありません!!!!
食べ物の好き嫌いがあるように、作品の好き嫌いもあります!!!!
自分の心に従うことは、日本人の苦手なことです。
「私はこう思う!!!!」といえるようになると、作品を楽しめるようになります。
これは「小説」だけでなく「ビジネス書・実用書」にも同じことがいえます。
作者が書いたことが、すべて正解ではありません。
あなたが感じたことが、あなただけの正解なのです!!
本と共にあれ ■

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