
2020年5月9日更新!!
⬇️本日、解説する本はこちら⬇️
『怒らない脳』(徳間書店)
著者 茂木健一郎
2020年3月31日初版
・ 短気を自覚している人
・ 怒らずに生活したい人
・ 脳科学で怒らない習慣を作りたい人
⬆️当てはまる方は、必見必読です⬆️
目次
【『怒らない脳』著者 茂木健一郎 プロフィール】
茂木健一郎(もぎ けんいちろう)
1962年 東京生まれ
脳科学者
[経歴]
・ 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了
・ 理学博士
・ ケンブリッジ大学
・ 現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー
・ 専門は脳科学、認知科学。「クオリア」
・ 文芸評論家、美術評論にも取り組む
・ 自身の著書の多数出版
【『怒らない脳』結論!! 読むとどうなる!?】
怒りのエネルギーを
別のことに使おう!!
誰もが他人に対して
怒ったことがあるでしょう。
しかし、その怒りによって
その場の空気が良くなった
ことがあるでしょうか?
根本の問題として、
「怒る」と「叱る」
の違いを理解しておく
必要があります。
「怒る」とは、自分の感情を
剥き出しにして相手を
攻撃する行為です。
「叱る」とは、相手のことを
考えて自分の気持ちは隅におき
注意することです。
どちらが双方にとって良い
ことなのか、あなたなら
簡単にわかりますよね?
ストレス社会を生き抜く私たちは
「怒り」と上手に付き合って
いかなければいけません。
『怒らない脳』では、脳科学の
視点から、怒ってしまう
脳のメカニズムや、怒らずに
生活するための知識が
紹介されています。
無駄なストレスを溜めずに
怒りのエネルギーを、あなたの
仕事のパフォーマンス向上に
使ってあげましょう!!
【『怒らない脳』引用解説】
※ ここからは引用解説です。
本の一部を抜粋しておりますので、
読みたくない方は「書籍情報」まで
飛ばしてください。
【引用①】「いい怒り」なら積極的に
世の中を変えて、現状および未来をよりよきものにしていくのであれば、その怒りはいいものです。いい怒りとは、改善、イノベーションにつながっていくもの。それを持つのは、誰にとっても必要なことです。
『怒らない脳』(徳間書店)
茂木健一郎
"いい怒り"とは
未来が良い方向に
動き出すものだ!!
"いい怒り"の正体とは何でしょう?
茂木さんは引用の最初に
書いてあるとおり、未来を良くする
怒りならOK!!

本書には、いい怒りの例が
書いてありますが、
私も今までの人生で"いい怒り"
だったことを考えてみると
共通点が見つかりました。
それは……
未来にするべき行動を
具体的に示してくれる怒りです。
今の状態も教えてくれたら、
尚よしですね……

優しすぎる口調になっていますが、
このように言われると、
怒られた側は自分がやるべきことが
明確にわかります。
逆に悪い怒りをする人の特徴は、
語彙力がなくなることです。
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
「調子に乗るな!!」
「何を考えているんだ!!」
「おまえが悪い!!」
未来の行動はひとつも
示してくれませんね。
これでは怒られた側の
行動が変わることはありません。
あなたが他人に対して
怒る必要があるときは、
「この怒りは未来を変えるのか?」
ということを一度考えてみましょう。
【引用②】怒っても人は変わらない
「お前のことを思って」
「キミのためだ」……
こんなふうにもっともらしいことを言って、相手を怒る人がいますが、それは前述した価値観の押しつけと同じ。言われたほうは「ウザい」とか「別に頼んでいないし」と、しらけています。
怒って人を変えるのは、不可能。そんなことをするのは、怒るほう、怒られるほうの双方にとって、時間のムダです。『怒らない脳』(徳間書店)
茂木健一郎
自分の価値観を
押し付けても
うざがられるだけ!!
悪い怒りの特徴を
もうひとつ出しておきましょう。
それは……
「価値観の押し付け」です。
人は、生まれた場所や
育った環境が一人一人違います。
つまり個人の価値観は
人それぞれなのです。

「当たり前」は人によって
大きく違います。
怒っている側の当たり前が、
非常識な場合もあるので
「当たり前」に正解などないのです。
怒られている側にだって
言い分があります。
相手の行動を変えたいのであれば
まず相手の意見に耳を傾けましょう。
多くの場合、相手の話を聞けば
何が原因で問題が
起きているのかわかります。
あなたが怒らない方が、
相手の行動は変わるのです!!
相手は「話を聞いてくれた」
というあなたの行動に信頼
を示してくれます。
信頼されていなければ、
誰もあなたの声など
聞いてくれないのです。
【『怒らない脳』書籍情報】
読みやすさ |
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適正レベル | 初心者・中級者・上級者 | ||
本の特徴 | ・全238ページ ・全6章に分かれている ・図やイラストなし ・青字の強調が多く読みやすい ・脳科学を気軽に学べる ・日常から「怒り」を減らせる内容 |
(適正レベル)
初心者・・・月1〜3冊
中級者・・・月3〜6冊
上級者・・・月10冊以上
・ 短気を自覚している人
・ 怒らずに生活したい人
・ 脳科学で怒らない習慣を作りたい人
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【まとめ】
・ 未来が良くなる怒りは抑えなていい!!
・ 怒る前に相手の意見を聞こう!!
・ 『怒らない脳』を読もう!!
私は学生時代、自他ともに認める
"短気な人間"でした。
しかし、今では怒ることは
ほとんどありません。
その理由は、
怒ると疲れるからです(笑)
怒りに使うエネルギーは
思っているよりも膨大で、
そのエネルギーって他のことに
使った方が有意義じゃないか?
と思うようになってから、
私は短期を卒業しました。
「怒っても人は変わらない」
この現実を受け入れた人から
怒りのエネルギーを自分の
仕事や、やるべきことに変換する
力を身につけられるのです!!