
2020年1月8日更新!!
どうも! CO-2Nです!!
電車に乗っていて大人がスマホを触っている横で、私立の小学校に通う少年(おそらく低学年)が必死に『エジソン』と書かれた偉人の本を読んでいる姿に、嬉しくもあり「大人……しっかりしろ!!」と喝を入れたくなってしまいました。
以前も書きましたが、「小説」「ビジネス書・実用書」が苦手なのであれば「マンガ」「絵本」も立派な読書の仲間なので、とにかく「本を読む」という行為をすれば、それは立派な読書になります。
さらに言えば……「書店に行く」ということだけでも学べることはたくさんあります。
ネットの情報が溢れる世の中で、信憑性のある情報を知識に進化させ、さらには教養へと進化させるためには「本から何を読むのか?」ということも重要です。
では、「書店に行く」ことで何が学べるのでしょうか? また、「本から何を読み取れるのでしょうか?」考えていきましょう……
【書店に行くだけで学べること】
私は1週間のうちに最低でも5つの書店に足を運びます。
目的は3つです。
・ 新刊のチェックする。
・ 売れ筋のチェックする。
・ 世間の流行をチェックする。
3つ目の「世間の流行をチェックする」は、1番大切にしていることです。
書店のある地域によって住んでいる人の層が違うので……
「A書店では売れている本が、B書店ではまったく売れていない。C書店には置いてもいない……」
なんてことがあります。
この逆で「すべての書店に置いてあって、よく売れている本」というのもあります。
置いてある本や、売れている本を見るだけで……
世間で、どんなことが流行しているのか?
というのが、すぐにわかります。
という人は書店に行かないことで、どんどん読書から遠ざかります。
まずは、世間で流行しているものをチェックすることで……
という本が、見つかる日がくるでしょう。
大型書店では、流行は一目でわかります。
紀伊国屋書店、三省堂、ジュンク堂、ブックファースト、など……多くの人が手に取る本はどれなのか? 観察するだけでも、学べることはたくさんあるのです!!
【ベストセラーから世の中の流れを読もう!!】
ベストセラーを読むことで世の中で、「なにが流行っているのか?」 を素早くキャッチすることができます。
毎日200冊の本の中からベストセラーになる本は、一握りです。
ベストセラー本は多くの人が、その本を買いたいと思う理由があるのです。
読む人が「知りたい」と思うことが書かれていたり「面白そう」と思わなければ、その本はベストセラーになることはありません。
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(著 新井紀子 東洋経済)がベストセラーになったのも、世の中で「AIが人類を滅ぼす」と言われていることで……
と思う人が本に手を伸ばしたのでしょう。
私もそのうちの1人です。
小説であれば『下町ロケット』(著 池井戸潤 小学館)も、テレビドラマがヒットしたことで……
と思った人が増えたことで、ベストセラーになりました。
書店に行く機会が増えると、本の表紙を見て「今はこれが流行っているな」とわかるようになります。
最近の本のタイトルの傾向だと「スタンフォード式○○」「イェール大学の○○」や「東大○○」というような、有名大学の名前がタイトルに入っていることで、ベストセラーになっている本が多数あります。
もちろん、ベストセラーの中で、あなたが興味のある本を選べばいいのです。
ベストセラーを読んで世の中の流行をキャッチしておくことで、先輩や上司との会話で……
と思わせることができるでしょう。
食やファッションの流行だけでなく、ベストセラーから世の中の流行を学んで、大人の会話を楽しむことができるのです。
【ロングセラーから原理原則を読もう!!】
ベストセラーの本では世の中の流行を学べるのに対して、ロングセラーの本からは、過去から現在まで伝わる原理原則を学ぶことができます。
簡単に説明すると、ある物事の決められた基本ルールのことです。
例えば「地球は自転している」ということや「太陽が昇ると朝になる」などは、自然の基本ルール……原理原則です。
今後は変わるかもしれないけれど、過去から今までで大切だと思われている「考え方」や「生き方」に役立つ知識が原理原則とも言えるでしょう。
ベストセラーに理由があったように、ロングセラーにも売れ続けている理由があります。それは……
今も昔も変わらずに、役に立つ知識を得ることができるからです。
どんなことにも基本ルールがあります。
算数で足し算や引き算を習っていないのにいきなり掛け算や割り算をやろうとしてもできないように、基本ルールはとても大切ですが、「人生の基本ルール」や「お金の基本ルール」「仕事の基本ルール」などは、学校の授業では教えてくれません。
私たちが知っておかなければいけない基本ルールである原理原則は、生きていく上ではとても大切になります。
しかし、このロングセラー本にはデメリットもあります。それは、分厚くて内容がむずかしいということです。
こんなことを言われると……
と逃げ腰になってしまうかもしれませんが、安心してください。あなたは、とてもラッキーな時代に読書に目覚めたといえるでしょう……
【マンガ版かYouTuberに助けてもらおう】
最近では、このロングセラー本がマンガ版として出版されることが多くなりました。
書店でも「ビジネス書・実用書」のコーナーに「マンガでわかる○○」「マンガで読み解く○○」とタイトルに書かれている本が増えています。
このロングセラー本のマンガ版を私は強くオススメします!!
どの本も見事にポイントをおさえていて、イラストのおかげで記憶にも残りやすくなっているのです。
『人を動かす』(D・カーネギー)
『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)
松下幸之助シリーズ『道をひらく』など……
この3名が書いた著書は、超がつくほどのロングセラーで、今も人気が高い本で有名ですが、すべてマンガ化されています。
※ Kindleでのみ漫画化されている本が他のロングセラーにもあります。
原作のロングセラー本を読む前にマンガ本を読むことで、嘘のように分厚い本でもスラスラと読めてしまいます。
これは、実写化された作品を見てから、小説で原作を読むときと同じことが起こっているのです。
すでに知っている内容なので……
と考えられるのです。
ロングセラー本がマンガ版になって出版されたときに、私は衝撃を受けました。
内心では「もっと早く出版してくれよ!!」と思いましたが、今まで手が伸びなかったロングセラー本に挑戦しやすくなったことは、読書家だけではなく読書初心者にも嬉しいことです。
ロングセラーで原理原則を学びたいけれど、原作はむずかしそうだと感じるのであれば、まずはマンガ版を読んでみましょう。
また、YouTuberでも「10分でわかる◯◯」など、むずかしい本を簡単に解説してくれている人がいます。
こちらは無料で見ることができるのでオススメです!!
【まとめ】
・ 買わなくても書店に行こう!!
・ ベストセラー=「流行」
・ ロングセラー=「原理原則」
本を読まなくても、学べることはたくさんあります。
今ではネットで本を買える時代ですが、それでも書店に足を運ぶ人が多いのはなぜでしょうか?
「実際に本を見てから買いたい」「何が流行っているのか知りたい」など、人によって様々ですが、「書店に行く」という行動は、読書を始めるための第1歩です。
読書を習慣にできてくると、書店に行ったときに見る視点が変わってきます。
この目が養われたときこそ、あなたが読書家への階段を登っている証拠でもあるのです!!