やさしい書評『究極のリーダーシップ』鴨頭嘉人

部下が話を聞いてくれない……自分の思いを伝えるためには、どうすればいいんだ?

 

こんな悩みを解決する本、紹介します!!

『究極のリーダーシップ』
著者 鴨頭嘉人
(かも出版社)
2020年6月19日初版

タイトル画像

【『究極のリーダーシップ』 著者プロフィール】

鴨頭嘉人(かもがしら よしひと)

YouTube講演家

[経歴]

・ 19歳でマクドナルドのアルバイトとして入社
・ 23歳で正社員、30歳で店長に昇進
・ 32歳の時には最優秀店長として表彰される
・ 2010年に独立(現 株式会社カモガシラランド)
・ 2013年に「話し方の学校」を設立
・ 株式会社3社、NPO法人1社、出版社とクラウドファンディング社も運営
・ 経営者向けの書籍を11冊出版する作家としても活躍
・ YouTubeでは総再生回数は7000万回を超える
・ 炎の講演家として多くのファンがいる

【『究極のリーダーシップ』 何を解決できる?】

リーダーとは、どうあるべきなのか? 普通のリーダーではなく"究極のリーダー"に必要なことを学べる1冊。

しおつんイラスト

信頼されるリーダーとは?

この問題を本書で解決することができます。

リーダーというと大勢の部下の上に立つ人を想像するかと思いますが、先輩という立場でも役に立つ知識を得ることができます。

本書は3章にわかれていて……

1章 リーダーのあるべき姿
2章 部下のモチベーションを上げるテクニック
3章 今日から始めるべきトレーニング

鴨頭さんがマクドナルドで働いていたときの実体験も書かれているので、具体例がわかりやすいです。

普通のリーダーであれば、上司から「明日からリーダーやって」と言われた瞬間にリーダーになれますが、"究極のリーダー"になるためには、知っておくべき極意があるのです。

その極意を知りたい人は、『究極のリーダーシップ』は必読の本です。

【『究極のリーダーシップ』 のぞき見】

 

※ ここからは引用解説です。

本の一部を抜粋しておりますので、読みたくない方は「書籍情報」まで飛ばしてください。

のぞき見1 「スピーチは話す前が勝負!!」

「スピーチは話す前が勝負!!」

スピーチが伝わらない原因は、スピーチの内容ばかり考えているからです。
スピーチで大切なことは、内容ではありません。
スピーチで大切なことは、話をする前の心の状態です。

『究極のリーダーシップ』(かも出版)
鴨頭嘉人

 

スピーチの目的は何か?

考えたことありますか? 多くの人は「スピーチをすること」が目的になっているのです。

スピーチの役割とは……

部下をやる気にさせる

これが本当のスピーチです。朝礼スピーチでいきなり説教が始まったら、あなたは1日を気持ちよくスタートできませんよね。

鴨頭さんが本書の中で「朝礼スピーチで部下を元気にする方法」の最初の1歩は……

ノートを買うこと

と書いています。この意味わかりますか? もちろん朝礼で話すことをノートにまとめるわけではありません。ヒントは「部下をやる気にさせる」ためにノートに何かを書くんです。この答えは本書を読んだ人だけが知れる楽しみとしてとっておきましょうか……

部下をやる気にさせるためには、どんなにいい言葉を並べても意味がありません。一番効果があるのは……

リーダーがワクワクしていること

これに尽きます。鴨頭さんは常にワクワクしている講演家です。Twitterの文章だけでワクワクが伝わってくるほど熱いんです。興味のある方はぜひ鴨頭嘉人さんのTwitterをチェックしてください。

誰もがついて行きたいと思えるリーダーは、みんなワクワクしています。スピーチの目的は「部下をやる気にさせること」と書きましたが、これはスピーチだけでなくリーダーが部下に信頼されるために必要な能力です。

のぞき見2 「人が本音を言う環境とは?」

「人が本音を言う環境とは?」

否定がない環境であれば、人は本音を言います。
否定されそうだと思うと、本音を言うことができなくなります。
つまり、違いは環境なんです。

『究極のリーダーシップ』(かも出版社)
鴨頭嘉人
他人の"良いところ"を見つける

他人の悪いところを見つけてグチグチ言うことは小学生でもできます。しかし、良いところを見つけることは、相手をよく観察していないと探すことができないのです。

だからお前はダメなんだ!!

あなたは何もできないのね!!

こんな風に言われたら、誰だって心の壁をつくってしまいます。一度つくられた壁は、かんたんに壊すことはできません。

本音が吐ける環境をつくる

リーダーが優先するべき使命は、説教をすることでも叱りつけることでもありません。まずは、部下がなんでも話せる環境をつくることです。

部下の心に「これを言ったら怒られるかな?」という気持ちがあれば、素晴らしいアイディアも人の心の中で眠っているだけで終わります。リーダーにしか見えない景色もあれば、部下にしか言えない景色もあるのです。

本書の中では、他人の"いいところ"を見つける方法も書かれています。環境を見直したい人は、必読の内容です。

【『究極のリーダーシップ』 書籍情報】

 

読みやすさ
ページ数 219ページ
本の特徴 ・全3章にわかれている
・初心者でも読める本
・行間が空いていて読みやすい
・リーダーシップの極意を学べる
・著者の体験談もあり、わかりやすい

部下が話を聞いてくれない……自分の思いを伝えるためには、どうすればいいんだ?

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【『究極のリーダーシップ』 まとめ】

✔︎ リーダーは"信頼"が命

✔︎ リーダーは常にワクワクしている

✔︎ 部下の"いいところ"を見つけよう

しおつん

究極のリーダーになれば、信頼を勝ち取ることができます。信頼を勝ち取らなければ究極のリーダーになれないと言った方が正しいですね。

本書の中に書かれている10の極意は、常識をくつがえす内容ばかりです。そして具体的な行動例が多いので、今すぐに行動に移せます。それをやるかやらないかはあなた次第ですよ。

 

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