【解説】『こんな大人になりたい!』千田琢哉 著

 

2020年3月1日更新!!

 

年間読書冊数212冊のCO-2N(しおつん)が本を解説します!!

CO-2N イラスト

今日の1冊は……

『こんな大人になりたい!』(ぱる出版)
著者 千田琢哉

 

『こんな大人になりたい!』 Amazon

 

こんな人にオススメ

・ 憧れている人がいる

・ かっこいい大人に憧れている

・ 自分が想像していた大人になれていない

 

⬆️に当てはまる人は、必見必読です!!

タイトル画像

 

【著者 千田琢哉 プロフィール】

 

千田琢哉(せんだ たくや)

愛知県犬山市生まれ
文筆家

[経歴]

・ 東北大学教育学部教育学科卒
・ 日系損害保険会社本部
・ 大手経営コンサルティング会社を経て独立
・ 10,000人を超えるビジネスパーソンと関わる
・ 著書は167冊を超える(2020年2月現在)
・ 2019年だけで9冊の著書を出版

※ CO-2Nの推し著者

 

【『こんな大人になりたい!』 結論】

あなたが「憧れる人」によって、自分の成長度は変わる!!

誰でも「かっこいい大人」になりたいと願うでしょう。そして「憧れの人」がいたはずです。そんな「憧れの人」に対して……

あの人の人生はかっこいいな〜

 

という気持ちが芽生えたあとに、思考は2つのパターンに分かれます。

 

自分は、あの人みたいにはなれないな……

自分もあの人みたいになる!!
どちらが成長するのか、一目瞭然ですね。
「憧れの人」は、自分が成長するチャンスを与えてくれる人です。しかし、そんな人を指をくわえて眺めているだけで成長できるわけがありません。
あなたは、その人のどこに憧れを抱いたのか? それは、自分にないものを持っているからでしょう。それならば、その「憧れの人」を分析して真似をすればいいのです。
憧れの人をそっくり真似したとしても、まったく同じ人間になるわけではありません。その人から吸収したものが、やがてあなたのオリジナルのスタイルへと変化していきます。
それこそが「成長」するための1歩なのです。
千田琢哉さんの本は、とにかく常識を覆すような思考を難しい言葉を使わずに、優しく解説してくれています。これこそ「素晴らしい本」だと感じます。
そんな千田琢哉さんの著書『こんな大人になりたい!』を解説していきましょう。

【「いい顔」をして生きる】

 

いい顔 画像

 顔というのは、その人の履歴書である。
 イケメンとか美人は、時代や国、個人の好みによってコロコロと変化するものだが「幸せそうな顔」「不幸そうな顔」というのはいつの時代も、国境を越えて人類共通で判断できるよう、本能として我々に備わっているのだ。

『こんな大人になりたい!』(ぱる出版) 千田琢哉

 

あなただけではなく、憧れの人の多くは「いい顔」をしているはずです。

「いつも怒っている」「いつもネガティブ」「いつも下を見て歩いている」こんな人に憧れる人は、相当な物好きでしょう……

憧れの人の真似が簡単にできるのは「表情」です。

千田さんの言うように、「イケメン」「美人」は時代によって違いますし、好みも違います。容姿ではなく表情に絞って分析してみましょう。

・ 人に挨拶をするときの表情
・ 仕事をしているときの表情
・ 友人と話しているときの表情
・ あなたと接しているときの表情

など、真似できることはその日から取り入れてみましょう。

「つくり笑顔をすることで、脳が騙されて気分もポジティブになる」という研究結果もあります。表情を真似すると、最初はぎこちない感覚があるかもしれませんが、3日も経てば慣れます。

憧れの人の表情を真似することで、気分も変化するのです。

これなら明日からでもできそうですよね?

 

【自分のことは、自分が一番わかっていない】

 

鏡 画像

 昔から「自分のことは自分が一番よく知っている」と主張する人が多い。
 果たしてそれは本当だろうか。
 もちろん嘘だ。
 その証拠に「自分のことは自分が一番よく知っている」と主張する人たちの顔ぶれを、思い出してみればいい。
 揃いも揃ってうだつの上がらない連中ばかりのはずだ。
 それもそのはず。
自分のことを本当によく知っているのは、自分ではなく、自分以外の人々なのだ。

『こんな大人になりたい!』(ぱる出版) 千田琢哉

最近元気ないね?
こんなことを言われたことがないでしょうか?
「最近元気ないね」と人に言われたときに「そうか……言われてみれば元気なかったかもしれないな」と気がつくこともあるでしょう。
あなたは自分を理解しているようで、自分のことは他人の方が理解しているのです。
自分を鏡で見るときは「見られる意識」をして鏡と向き合います。しかし、「見られる意識」がないときこそ、他人が見ているあなたの姿なのです。
私もこれまでの人生で「こう思われたい」と意識して行動していたのに、それが裏目に出たことなんて山ほどあります。
「とにかく早く仕事を終わらせよう!!」と思って仕事をしていたのに……

なんでそんなに機嫌悪いの?
と言われたとき、私は周囲からは「必死に仕事をしている」ではなく「機嫌が悪い」に見られていたことを知ったのです。
他人の目に映るあなたの姿こそ、あなたの本当の姿だということを理解することで
、自分に過信することなく行動ができるのです。

【書籍紹介】

 

評価
読みやすさ
本の特徴 ・ 216ページ
・ 改行が多く、テンポよく読める
・ 7つの要素に分かれている
・ 全56の項目で1つの解説が短い
・ 読書初心者にオススメ
こんな人にオススメ

・ 自分が憧れる大人がいる

・ かっこいい大人に憧れる

・ 自分が想像していた大人になれていない

【まとめ】

・ 「憧れの人」の表情を真似しよう

・ 他人が見ているあなたこそ本当の自分の姿

・ 『こんな大人になりたい!』を読もう!!

CO-2N イラスト

『こんな大人になりたい!』には、「明日から使えるもの」がたくさん書いてあります。

本の魅力を知るためには、書いてあることを……

いいことが書いてあるな〜

と他人事のように眺めているだけではいけません。

「憧れの人の表情を真似する」というのは、私が千田さんの言葉で気づいた「気づき」であり、このブログを読んでいる人全員に響く言葉ではないかもしれません。
そんな人は、ぜひ『こんな大人になりたい!』からあなたに突き刺さることを見つけ出し、明日から「行動」に変えることをオススメします。

「CHARISMA(カリスマ)」
「PRINCHIPLE(プリンシパル)」
「TOUGHNESS(タフネス)」
「IDENTITY(アイデンティティー)」
「ORIGINALITY(オリジナリティ)」
「STYLE(スタイル)」
「MONEY(マネー)」

この7つの要素の中から、あなたの興味のある章を読むだけでも構いません。

「本は読む」ではなく「本は使う」ことを意識して、千田さんの本を手に取ってみましょう……

 

 

本と共にあれ ■

おすすめの記事