
10ページも本を読めなかった私が
年間212冊の本を読めるようになった方法教えます!!
・ 途中で休憩しても疲れる。
・ 読書で夜更かしをしたことがある。
↑に1つでも当てはまる人、必見です!!
読書を始めるまでに、どうしても 時間がかかってしまうときってありますよね? 宿題をやらなくてはいけないのに、ついテレビに夢中になってしまったり、ダラダラしてしまったり……
そして途中で休憩をはさもうとしたら、休憩と言いつつも他の誘惑に負けてしまったり……テスト前日なのに、マンガを読んでしまったり、急に部屋の掃除を始めてしまう……
「読書をしていない時間から読書を始めるまで」の時間が読書の効率を左右します。
スポーツで言うところの「ウォーミングアップ」です。
ウォーミングアップとセットで「クールダウン」も覚えましょう。
スポーツのときのように、時間をかけるものではありませんので、ご安心ください。
私が紹介するものは「誰でもできる」ものだけです。
効率の悪い読書は、時間の無駄です……日本人の長時間ダラダラスタイルではなく、欧米人スタイルの、短時間テキパキスタイルを身につけましょう!!
【ルーティーンをつくろう!!】
元メジャーリーガーのイチロー選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手、元ラグビー日本代表の五郎丸歩選手など、スポーツ選手には、自分がプレーをする前に、毎回同じ動きを行う選手がいます。
これを「ルーティーン」と言います。
※「ルーティーン」は「ルーチン」「ルーティン」どれも同じ意味です。
このルーティーンには様々な効果がありますが、1番注目したい効果は、集中力が上がるということです。
あなたも読書前のルーティーンを決めることで集中力が上がり、質の高い読書ができることでしょう。
このルーティーンには、もう1つ期待できる効果があるのです。
それは、「今日は集中力がないな」と思うときでも、いつものルーティーンを行うことで……

と脳が反応して、やる気をおこしてくれるのです。
朝の眠たい時間などは、ルーティーンをすることで目が覚めて、「読書モード」のスイッチが一気に入ります。
具体的に「目の周りをマッサージ」「深呼吸を3回」「肩を回す」など、簡単にできるものがいいでしょう。
スポーツ選手のように身体を大きく動かすものではなくても、あなただけのルーティーンをつくることで、集中して読書をする環境を自分でデザインすることができるのです。
読書以外でも、私は本を書くときにルーティーンをすることで集中力を高めていますが、同じように集中力が上がります。
つまり、仕事や勉強のときでもルーティーンは効果を発揮してくれるのです。
このルーティーンをやっても、集中力が上がらないときや、眠気がおさまらないときは身体が「休ませてくれ」という信号を出しているときですので、本を閉じて身体を休めましょう。
【正しい休憩をしよう】
どんなに読書が好きになっても、長い時間、同じことを続けていると疲れてくることでしょう。
私たちは、つい夢中になると周りが見えなくなってしまい、自分がどれくらい疲れているのか? ということを自分でもわからなくなってしまうのです。
そんなときに必要なことは気分転換をすることです。
気分転換は、言いかえると「休憩」のことですが、「今から15分休憩しよう!」と決めてからテレビやスマートフォン、タブレット端末を見てダラダラ過ごすことは、正しい休憩にはなりません。
本を読むことで目が疲れているのに、さらに目が疲れることをしては、休憩になりませんよね?
これは、身体が疲れているのに、全力で坂道ダッシュをしているのと同じくらい、目には悪いことです。
そしてテレビ、インターネットなどは、知っての通り1度見始めると時間を忘れて見続けてしまいます。
これでは、せっかくの休憩で、逆に疲れをためてしまうことになります。
休憩は、できるだけシンプルで簡単なものがいいでしょう。
例えば「散歩をする」「ジョギングをする」「筋トレをする」「シャワーを浴びる」「掃除をする」など、頭をフル回転させなくてもできるものはお勧めです。
私は、休憩時間に気分転換のためにジムへ行って走っています。読書や仕事で考えごとができたとき、走ることで頭がスッキリして、解決の方法を見つけ出せるときもあります。
身体を動かさない=「休憩」ではありません。
私たちの脳は、運動をすることでa波というものが出ます。
このa波は癒やし効果があるのです。
a波によって、身体と心を落ち着かせることができ、ストレスも減るのです。
休憩時間にダラダラしてしまう人は、気分転換だと思って運動をしてみましょう。
すぐに効果が実感できることでしょう。
【睡眠は削らない】
あなたがアタリ本に出会ったときは、本を読むのが楽しくなり……

なんて思ってしまうかもしれません。
無意識で夜更かししてしまうこともあります。
しかし、どんな理由があろうと読書のために睡眠時間を削ることだけは禁物です。
睡眠が足りていない状態では、脳の「前頭前野」という部分が上手く働かなくなってしまい、翌日の学業や仕事のパフォーマンスに悪い影響が出てしまいます。
この前頭前野が上手く働かなくなると、ストレスが溜まりやすくなってしまい、ちょっとしたことでイライラしてしまうのです。
睡眠を削ることで読書スピードや読解力の低下にもつながってしまうので、いいことは1つもありません。
もし、夜しか読書をする時間がつくれない場合は、終わる時間をしっかりと決めて、どんなに面白くて先が読みたいシーンでも本を閉じて目をつむりましょう。
このルールで読書をすれば、夜更かしを防ぐこともできて、「先が読みたい」という気持ちで早起きをすることもできるという、一石二鳥の効果が期待できます。
寝不足で読書以外にも悪い影響が出てしまう「本末転倒」ではなく、早寝早起きができる「一石二鳥」の読書を目指しましょう。
【まとめ】
・ 休憩は気分転換。
・ 睡眠を削ると読書以外の質も悪くなる。
本を読むときだけ集中しようとしても、なかなか上手くいきません。
これは読書に限らず、すべてのことに共通して言えることでしょう……
ウォーミングアップアップをせずにいきなり100Mを全力で走ることは危険ですよね?
準備を怠ると、パフォーマンスは落ちます。
読書は身体よりも脳を目覚めさせるためのウォーミングアップが必要です。
簡単に始められるものからで構いません。
きっと「こんなに簡単でいいの?」と思うようなことでも、意識して行うことで、読書の効率は上がるのです……