想像力

読書家は、こんなことを言います……

 

・ 読書をすれば、想像力が身につくよ!

・ 想像力は大切だよ!

 

「教養」と同じように使われる言葉です。

 

では「想像力」が身についたら、どんなことに役に立つのでしょうか?

 

想像力

 

言葉で説明できそうでできない「想像力」について、考えていきましょう!!

 

【想像力とはズバリ!!】

 

「想像力」とは……

 

文字を読んで「風景」「物」「生物」「人の気持ち」を頭でイメージ(絵にする)する力のことです!!

 

そんなの当たり前じゃん!!

 

そう思う人もいるでしょう……しかし、この力が足りない人がとても多いのです。

 

まず、しっかりと覚えておきたいことは……

 

想像力は0から生まれることはない。ということです。

 

例えば……

 

「お腹の袋がないカンガルー」を想像して。

「歯がないワニ」を想像して。

 

こう言われたら、あなたは「カンガルー」と「ワニ」を知っていれば想像することができますよね?

 

それでは……

 

「ツノがないバビルサ」
を想像して。

「目つきが鋭いスンダヒヨケザル」
を想像して。

 

こう言われたらどうでしょうか?

「バビルサ」と「スンダヒヨケザル」を知らないと想像できませんよね?

 

私たちは「1」知っていることがあれば、それを「10」にも「100」にも、場合によっては「1,000」にも変える想像力を発揮するのですが「風景」「物」「生物」「人の気持ち」で知らないことは「0」なので、想像さえもできないのです。

 

子どもの頃に「おにがしま」「りゅうぐうじょう」などと聞いて理解できたのは、まぎれもなく「絵本に絵が書いてあったから」です。

 

自分の想像力 = 知っている「風景」「物」「生物」「人の気持ち」の数になります。

 

本に書いてあることが知らないことだらけの本は、想像できないので「読みにくい本」になるのです。

 

【想像力があると、優しくなれる】

 

「風景」「物」「生物」「人の気持ち」の中で、私が1番重要だと感じているのは「人の気持ち」を考える想像力です。

 

本には、様々な登場人物が出てきます。そのほとんどが、あなたとは違う「心」「考え方」「生い立ち」を抱えているでしょう。自分と違う人の価値観を知ることで、あなたの想像力は、確実に上がります。

 

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、あなたも日常生活では自分と気が合う人と一緒にいる機会が多いことでしょう。

しかし本の中では、「現実にこんな奴がいたら友達になれないな……」なんて思う登場人物もいます。

そんな、自分が日常では関わらないような人の気持ちを知ることで「人気者は実は苦労している」「いじめっ子は寂しがり屋」「厳しい人の本当の優しさ」など、自分ではない立場で物事を考えられるようになるのです。

 

今ではSNSを使って、自分の言葉を世界に発信できるようになりましたね。それが故に「人の気持ち」を考えずに発信したことが、事件につながることも増えました。

大きい事件だと裁判にまで発展しているケースがあります。

 

「自分がこれを発信したら誰かが傷つかないか?」「自分の感情だけで発信しようとしていないか?」と立ち止まって考えることも「人の気持ち」を考える想像力です。

 

想像力は、人を優しくしてくれるのです!!

 

【想像力テスト】

 

いきなりですが、想像力を試すテストをします。気軽にチャレンジしてみましょう!!

 

(問題)

 

Aちゃんは1000円を持って、買い物にいきました。

1個150円のりんごを2個。

1個70円のかきを3個

おまけに1本100円のジュースを1本買いました。

 

Aちゃんは、いくらのおつりをもらったでしょうか?

 

・ 想像力が必要な問題です。

・ 問題文をよく読みましょう

 

では、解説していきましょう。

誰でもわかる「足し算」の問題ですよね。

 

足し算

 

買った物の合計は……610円

 

ここから持っていた1000円を引くと……

 

1000円 − 610円 = 390円

 

(答え)

 

おつり……390円

 

この答えを出すことができたあなた……「ブッブーー❌」不正解です。

なんで!?
計算は正しいのに!!

 

これが算数の問題であれば、もちろん正解です。しかし、これは想像力の問題です。しかもかなり意地悪な……

 

問題文から想像力が試される一文を抜き出してみましょう。

 

「Aちゃんは1000円を持って、買い物にいきました。」

 

まず、Aちゃんという女の子が「1000円」を持っている姿を想像してください。

 

この段階で気づく人も多いのですが、さらに一文の中から言葉を絞ります。

 

「1000円を持って」

 

あなたが1000円を持っている状況を想像しましょう。財布に1000円が入っている状態とは1パターンだけではないですよね?

 

そうです……この問題を間違えた人は……

 

Aちゃんは1000円を持って、買い物にいきました。」

 

ではなく……

 

「Aちゃんは1000円札を持って、買い物にいきました。」

 

だと勝手に思い込んでいたのです。

Aちゃんは「500円」「100円」「50円」「10円」などの小銭を合わせて1000円を持っていたのです!!

 

つまり、本当の答えは……

 

おつりは……

0円!!

 

私たちは文字を読むことや話を聞くことで「自分が知っているもの」を優先的にイメージするクセがあります。

この「自分が知っているもの」の数が増えることで「想像力」が上がり、「アイディア」も生まれます。

 

本を読むことで想像力が上がれば、日常生活でいつも見ている景色から「新しいアイディア」が生まれることもあります。

【まとめ】

 

・ 想像力は0から生まれない。

・ 想像力UPで、人に優しくなろう!!

・ 想像力UPで、自分の可能性を広げよう!!

 

ぼんやりとした「想像力」という言葉ですが、私は「本を読むと身につくもの」の中では、1番重要だと思っています。それなのに誰も説明してくれない言葉でもあります。

 

少しでも「想像力」が本を読むことで上がることを知っていただけたら幸いです。

 

 

本と共にあれ ■

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事