年間0冊……
10ページも本を読めなかった私が
年間212冊の本を読めるようになった方法教えます!!
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2020年1月25日更新!!
世の中に存在する「読書術」の本から、読書を効率的にこなすための方法を解説します。
今日の1冊は……平野啓一郎さんの著書『本の読み方−スロー・リーディングの実践−』(PHP研究所)です。
![『本の読み方』]()
平野さんは、映画化もされた『マチネの終わりに』の作者です。
この『本の読み方−スロー・リーディングの実践−』の作者、平野さんが伝えたいこととは?
結論から言うと……
「量よりも質を重視した読書をしなさい」と「速読は必要ない」
この2つです。
今日の記事は……
・ 質の良い読書を身につけたい!!
・ 効率的に読書がしたい!!
・ 読書の本質を学びたい!!
⬆️に当てはまる方、必見です!!
【スロー・リーディングの効果とは?】
「俺は本を何百冊読んだ!」と言っても、「で?」と笑われるのがオチだ。しかし「俺はあの本のあの一節にメチャクチャ感動した!」と言うのは、単純にカッコいいし、その人の人間性について、多くを伝えてくれるだろう。
『本の読み方−スロー・リィーディングの実践−』(PHP研究所) 平野啓一郎
私自身が、ある1年だけ「本の冊数」にものすごくこだわった時期がありました。
その結果が212冊という数字につながっているのですが、冊数が多いことは悪いことではありませんが、その分すべての知識が自分のものになっているのか? と聞かれるとそうではありませんでした。
大切なのは、どれだけ自分が影響を受けたか? という結果です。
それが「行動」につながっていれば尚更良いでしょう。
212冊の他にも50冊以上読んだ本はありましたが、自分が「覚えていない」「実践できていない」と感じたので、読んだことにカウントしていません。
読み終わるまでに何日かかってもいい。就寝前のチビチビ読書も、それはそれで味がある。最近の脳の研究では、人間の記憶の定着には睡眠が欠かせないことが分かってきている。
『本の読み方−スロー・リィーディングの実践−』(PHP研究所) 平野啓一郎
就寝前のチビチビ読書は、初心者が是非やってみる価値のある読書法です。
寝る前のスマホの光によって、睡眠の効率を下げることも防げますし、読書の内容を記憶しやすくなる時間でもあります。
時間の無駄ですね……
読書以外でも「覚えなくてはいけない」「勉強をしたい」と思うのであれば、寝る前に時間を決めて行うと、効果が発揮されます。
しかし、ちゃんと「時間を決める」ということがポイントです。
ダラダラやって、気づいたら寝てしまった……は睡眠にも影響してしまいます。
自分にとって本当に大切な本を、五年後、一〇年後、と折に触れて読み返してみる。その印象の変化を通じて、私たちは自分自身の成長のあとを実感するだろう。
『本の読み方−スロー・リィーディングの実践−』(PHP研究所) 平野啓一郎
私が本を読んだ時に付箋を貼りつけていくのは、この「成長を実感するため」でもあります。
再読した時に、1回目では付箋を貼っていたところが「もうこれは当たり前になっている」と感じた場合は、付箋をはがします。
この付箋をはがす瞬間こそ……
と実感できるのです!!
1回読んで、すぐに古本屋へ……という人は多いかもしれませんが、売っても大したお金にならないことは、もう分かったことでしょう。
小銭のために、自分の成長を知る機会を失っていくなんて、もったいないと思いませんか?
今のあなたと1年後、2年後、3年後……のあなたは別人なのです!!
別人が同じ本を読んで、同じ感想を持つはずはありません。
【書籍紹介】
『本の読み方−スロー・リーディングの実践−』は、「本を読むのが遅い」ということに悩んでいる人に勇気をくれる本と言えるでしょう。
本の後半では、「どのように本を味わうのか?」という例を文学作品を引用して説明してくれています。
【まとめ】
・ 量ではなく質の読書をしよう!!
・ 寝る前の読書で記憶に残そう!!
・ 本を再読して、成長を感じる
いかがだったでしょうか?
平野さんの『本の読み方−スロー・リーディングの実践−』は、本を楽しむための方法を学ぶことができると共に……「速読しなくても良いのか!!」と思わせてくれる本です。
これを読んで、私は不思議なことに本を読むスピードが上がりましたwww
結果、「速読をやろう!!」と努力しなくても、本と真剣に向き合えば、自然と読書のスピードは上がっていくのです!!