
こんな悩みを解決する本、紹介します。
著者 堀内都喜子
目次
【『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』 何を解決できる?】
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』では、「日本はダメだ!! フィンランドを見習え!!」とは一言も書いていません。
日本だけしか見ずに常識を決めつけるのではなく、世界に視野を向けて考える。それも幸福度世界1位の国からです。そこには、日本では考えられない驚きの文化や価値観が広がっているのです。
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』は、全6章にわかれていて……
2章 フィンランドの効率のいい働き方
3章 フィンランドの心地いい働き方
4章 フィンランドの上手な休み方
5章 フィンランドのシンプルな考え方
6章 フィンランドの貪欲な学び
というラインナップです。
中には社会が変わらないと変えられないような内容もありますが、個人が変わるための方法も書いてあるので明日から使えるフィンランドの知恵もたくさんあります。
さあ、幸福度世界1位を3年連続で獲得しているフィンランドの文化を覗いてみましょう!!
【『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』 のぞき見】
※ ここからは引用解説です。
本の一部を抜粋しておりますので、読みたくない方は「書籍情報」まで飛ばしてください。
のぞき見1 「コーヒー休憩という法律がある」
ある日、フィンランドの友人と仕事をしていた時、効率アップのカギとして真っ先にあげたのがコーヒー休憩だった。「職場でのコーヒー休憩は本当に大切だと思うの。なんてったって法律でも決められているぐらいでしょ。脳にも時に休みが必要。いい息抜きになって、休憩の後は仕事に精力的に向き合える」と話していた。
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(ポプラ新書)
堀内都喜子
「コーヒー休憩」が法律で決められているとは、驚きではないですか? 絶対に決まった時間にコーヒーを飲むというわけではなく、各自が好きなタイミングでコーヒー休憩をとっていいのです。
これが企業に就くときの契約内容に含まれているのですから、フィンランドでは「休み方」を重視していることがわかりますよね。
どんなに仕事ができる人でも、朝から晩まで休憩なしで働くことはできません。これが毎日ともなれば尚更できませんし身体を壊します。
それでも、ずっと働いているように見える人っていますよね。そんな人たちの休憩の過ごし方を観察してみてください。仕事ができる人って、休憩時間の使い方が上手いんです。
休憩になっても仕事のことを考えてしまう人は要注意です。休むときには、ずるずる仕事のことを引きずらずに切り替えて休むべきなのです。取り組んでいる作業に行き詰まったときは、特に休憩が必要です。
真面目な人ほど「これが終わるまで休憩しないぞ!!」と気合いを入れてしまいますが、一回休んでから再開すると、驚くほど仕事がはかどることを1度体験してみてください。
私はしょっちゅう休憩します(笑)
のぞき見2 「趣味やスポーツの支援をする会社」
会社も、福利厚生の一環として、仕事以外の活動や趣味を支援している。例えば、多くの企業にはスポーツ・文化チケットというのがあり、従業員の趣味や文化活動の費用をカバーしている。
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(ポプラ新書)
堀内都喜子
仕事以外の時間でもでアクティブに動ける人や、好きなことに没頭していることで、仕事にもいい影響が出ます。休みの日はお酒とギャンブル三昧で、月曜日に出勤してくる人は仕事の効率が落ちます。
コーヒー休憩と同じように、仕事をしていない時間も大切な時間だという考え方がフィンランドには根付いているのですね。

という人は、まだ自分がチャレンジしたことないものに目を向けてみましょう。
「エクササイズをする」「美術館に行く」「ものを作ってみる」「山に登ってみる」「旅行に行く」など、なんでもいいのでとにかくやってみましょう。
「趣味がない……」という人は、空から自分に合った趣味が舞い降りてくるかのように待っている人が多いです。趣味は自分で見つけにいくものです。今まで"やらず嫌い"で手をつけていなかったものにチャレンジしてみましょう。
【『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』 書籍情報】
読みやすさ |
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ページ数 | 224ページ | ||
本の特徴 | ・全6章にわかれている ・図やイラストなし ・初心者は読みにくさを感じる ・著者の体験談があり信憑性が高い ・フィンランドの豊かさの秘訣を学べる |
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【まとめ】
✔︎ 世界に目を向けて"常識"を考えよう
✔︎ 休憩時間の使い方を見直そう
✔︎ 趣味や文化活動を充実させよう
『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』を読むと、いかに自分が常識に縛られているのかがわかります。もちろんフィンランドの文化がすべて正しくて、日本よりも優れていることばかりではありません。しかし世界の常識を知ることで……
「日本は◯◯だからダメだ」「日本には◯◯がないから……」と不満に思うことはあるでしょう。それでも他国から羨ましいと思われる文化も存在します。
世界に目を向けることで、今までの常識も変わります。そして当たり前だと思っていたことが実は恵まれた環境だったことにも気がつくのです。
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