
2020年4月4日更新!!
今日の1冊は……
『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』(河出書房新社)
著者 茂木健一郎
・ 記憶力をよくしたい人
・ 脳にまつわる知識を身につけたい人
・ 新しい時代の脳の使い方を知りたい人
⬆️に当てはまる方は、必見必読です!!
【著者 茂木健一郎 プロフィール】
茂木健一郎(もぎ けんいちろう)
1962年 東京生まれ
脳科学者
[経歴]
・ 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了
・ 理学博士
・ ケンブリッジ大学
・ 現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー
・ 専門は脳科学、認知科学。「クオリア」
・ 文芸評論家、美術評論にも取り組む
・ 自身の著書の多数出版
【『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』 結論】
引用でも軽く触れますが、
記憶をするときに
「読む」「見る」などの
インプットばかりをしていても
記憶はできません。
インプットしたものを
「書く」「声に出す」などの
アウトプットをすることで
記憶は定着していくのです。
記憶に深く精通するものは
歩ご存知の通り「脳」ですね。
そこは脳科学者である
茂木さんの本は必読書
と言っても過言ではありません。
『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』
では、効率の良い記憶術が書かれています。
脳の働きを理解できると、
記憶力は飛躍的にアップします。
根性で「書いて覚える」ではなく
「効率よく覚える」と時間を
有効活用できるのです!!
【意識してぼーっとする】
われわれが何もしないでいると、脳はようやく記憶を整理し始めます。つまり、ぼーっとして、心をさまよわせる、というのは「無駄」な時間にみえますが、大事な整理をしている時間なのです。
『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』(河出書房新社)
茂木健一郎
と叱られたことは、多くの人が
経験したことでしょう。
「ぼーっとする」という行為は
脳が整理される時間として
通常時よりも脳を働かせている
ことも、脳科学ではわかっています。
集中して仕事をしていると、
「ぼーっとする」時間は作れませんよね。
散らかった部屋のまま
むずかしそうですね……
「ぼーっと」して脳内整理の時間を
作ってあげましょう。
【思い出す過程が大切】
思い出そうとしても思い出せないことはよくあって、そういう状態はイライラするので、思い出そうとすること自体をやめてしまう人がいます。しかし、ど忘れは、実はチャンスなのです。
『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』(河出書房新社)
茂木健一郎
タイトルにもあるように
「ど忘れはチャンス」なのです。
私たちが「思い出す」という
時間を使っているとき、
脳はフル回転します。
必死に考えて思い出せたとき、
その記憶は定着するのです。
脳がどんな働きをするから
思い出すと記憶が定着するのか?
この詳しい解説は、
本書を読んで確かめてみてください。
脳の仕組みを理解すると……
と納得できるはずです。
やり方だけを学ぶのではなく、
「なぜそうなるのか?」という
仕組みを理解することは
とても重要です。
【書籍紹介】
読みやすさ |
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読書ランク | 初心者・中級者・上級者 | ||
本の特徴 | ・ 全223ページ ・ 全6章に分かれている ・ 各章7〜13項目 ・ イラストは少ない ・ 脳科学をもとに書かれている ・ 記憶にまつわる知識が豊富 |
・ 記憶力をよくしたい人
・ 脳にまつわる知識を身につけたい人
・ 新しい時代の脳の使い方を知りたい人
【まとめ】
・ ぼーっとする時間を作ろう
・ 思い出す作業が記憶の定着に一役かってくれる
・ 『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』を読もう
脳科学で日本を代表する茂木さん……
未だ解明されていない人間の脳について
こんなにもわかりやすく
解説してくれる人は他にいません。
脳がどうやって働くと
記憶力が上がるのか?
これを知るだけでも
本を読む価値があります。
私たちは、死ぬまで
記憶力と隣り合わせで
生きていきます。
無駄な努力をなくして
効率よく時間を使うことが
人生を豊かにするための
第1歩なのかもしれません……