
本日より「読書が苦手」な人……つまり読書初心者へ向けた『宇宙一やさしい読書術』を紹介していきたいと思います。
読書の秋……なんて通り越してしまったかのような寒さですが、読書は季節に関わらず、どんなときでも楽しめるものです。
この『宇宙一やさしい読書術』は、「とにかく読書が苦手だ」「読書はむずかしいでしょ?」「読書を習慣にできなかった」などと1度でも感じたことのある人は、必見です!!
さらには、読書の魅力を他の人に伝えたいのに「読書は良いよ!!」「読書は……した方がいい!!」など、うまく説明できない人にもオススメです!!
前置きはこのくらいにして、早速本題に入りましょう!!
目次
【日本人の読書】
むずかしいことは一切なし!! まずは2つのクイズに挑戦してみましょう。
クイズ1「1ヶ月の読書冊数」
「日本人が1ヶ月に読む本(マンガ・雑誌は除く)は、平均で何冊でしょうか?」
当てずっぽうでしか答えは出せないような問題ですが、自分の周りで読書をしている人を思い浮かべて予想してみてください。電車の中やあなたの友人、知人の読書家が何人いるか?
考えるほどわからなくなってしまいそうな問題ですね……
答えは……平均約0.6冊
なんと、1冊未満です……(悲しい)
ちなみに、日本人の52%は「本を読まない」と答えているそうです。
日本人の2人に1人が「本を読まない」ということになります。

なんて思っている場合ではありませんよ!?
ものは考え方次第です。今から本を読めば、その半分以内に入れるのです!! しかも1ヶ月に1冊で平均以上……こんな簡単に平均以上の日本人になれるカテゴリーはありません。
さて、次にいきましょう!!
クイズ2「読まない理由」
「本を読まない人が読まない理由にあげるものは、どんな理由でしょうか?」
あなた自身が「本を読まない」に当てはまる場合は、その理由をあげられるだけ考えてみましょう。あなたの周りにいる友人、知人が言っていた一言でもかまいません。
「本を読まない」と答えた人に「なぜ本を読まないのか?」を調査した結果……次のような答えが出ました。
1位 「本を読まなくても生活に不自由しない」
2位 「忙しくて読む時間がなかったから」
3位 「ネットやテレビなど、他に面白いものがあったから」
4位 「本を買う経済的余裕(お金)がなかったから」
5位 「活字だと理解しにくいから」
6位 「その他」
「本を読まない」という人は共感できることが多いのではないでしょうか? 私自身も「読書が苦手」だった時代には、ほとんどが当てはまります……
【本当は、みんな読書がしたい!!】
2つのクイズを含め、私がこの『宇宙一やさしい読書術』を書くにあたって参考にしているデータは2019年版『読書世論調査』(毎日新聞)という本です。書店では買えない貴重な本です。
「1ヶ月平均で0.6冊しか本が読まれていない」
「日本人の2人に1人しか読書をしていない」
「本を読まない理由はたくさん出てくる」
クイズ1とクイズ2の答えだけを見ると、日本人は読書にまったく興味のない国民だと思ってしまいそうですが……『読書世論調査』では「本を読むことは大切だと思うか?」という問いに……
「大切だと思う」と答えた人は……
95%もいるのです!!
確かに私の友人、知人でも「大切だと思うけど続かない」「何から読めばいいのかわからない」という人が多いですが、95%も「大切だと思う」と答えているとは、予想外でした。
つまり「本を読まない」のではなく「本を読む方法がわからない」と言い換えることが正しいのかもしれません。そりゃそうですよね……本を読む方法なんて、学校じゃ教えてくれませんから……
街の書店には「読書術」というジャンルの本が多くあるのですが「読書とはこういうものだ!」「1ヶ月に◯◯冊読め!」「速読をしなさい!」など、すでに読書をしている人が、さらに効率よく読書を楽しむための中級者向けの本はあるのですが、「これから読書をはじめたい」という読書初心者にむけた読書術の本は極めて少ない……「ない」と言っても過言ではありません。
私は「読書術」と名のつく本は一通り読みあさり、たくさんのことを学び、実践してきましたので、「読書術」の本を否定しているわけではありません。
「読書術」の本を読むことで「初心者に向けた本はない」と気がつくことができたのです。
『読書世論調査』でも、年々「本を読まない」という人が増加していることがわかっています……
私は「読書が苦手」と感じている人はちょっとした「読書のコツ」を知らないか、教えてもらったことがないために、ずっと「読書が苦手」という落とし穴にハマってしまっているだけだと感じます!!
95%の人が「本を読むことは大切だと思う」と答えているのに、1ヶ月で0.6冊しか読まれないことはおかしな話だと思いませんか?
「本を読みたいのに読めない」という、なんとももどかしい現実が「読まなくてもいいや」という諦めに変わってしまうのに、心の中では「読書は大切……読書は大切……」と思っているのです。
私は宣言します!!

『宇宙一やさしい読書術』は読めば……


と思えることでしょう!!
また、先ほども書いたように、すでに「私は読書家だ!!」と思っている人も……

いいのね!!
このように思っていただけることでしょう!!
【本を読むと、どんな効果があるのか?】
「読書が苦手」だと感じている人が読書をはじめられない原因は、「本を読むと、どんな効果があるのか?」を知らないことです。
私たち人間は結果(効果)が見えないものをはじめようとしない生き物です。変に頭が良すぎるんですね……
私があなたに……

走ってきてよ!!
と言っても「わかりました!!」と言って走り出す人はいないですよね?(よっぽど走るのが好きな人ならわかりませんが……)
おそらく……


あるの?
このように思うでしょう。
とりあえず、読書以外のことで考えてみましょう。例えば「運動」を日常でしている人はどうでしょうか?
「運動をする理由」
・ 健康のため
・ ダイエットのため
・ 気分転換のため
「運動」だけでも人によって求める効果が違うことがわかりますね。このように具体的な効果がわかっていることで、私たちは「行動」ができるようになります。
他も見ていきましょう。
「仕事をする理由」
・ お金のため
・ 生活のため
・ 好きなことだから
「友人と遊ぶ理由」
・ 楽しいから
・ 仲を深めたい
・ 奢ってくれるから(笑)
人によって、求める効果は違うことでしょう。
では、話をもどして……読書はどうでしょうか?
日頃から読書をする人でも「???」の答えがすぐに出てこない人が多いです。
街を走っている人は、全員がホノルルマラソンを目指しているでしょうか? 東京マラソンに出場する人しか街中をランニングしていないでしょうか? 違いますよね? それぞれの目標に向かって走っているのです。
ゴールの見えないマラソンには、誰も参加しません。しかし「読書が苦手」だと感じている人は、このゴールの見えないマラソンをスタートさせてしまうことで、いつもレースから棄権してしまうのです。
読書にも、あなたが求める効果を決めることが大切なのです!! それをどうやって決めるのか?
ちゃんと別の記事で説明しますから、慌てない慌てない……
【私が今だからこそ伝えられることを……】
こんな偉そうなことを書いている私も、「読書が苦手」な時期が長かった1人です。しかし、ある本に出会ったことをきっかけに今では「私は読書家だ!!」と胸を張って言えるまでになりました。
「読書家になって人生が変わった!!」 と言っても過言ではありません。
今まで自分の読んだ本の冊数にこだわりがなかったのですが、昨年から「年間150冊の読書をしよう!!」と決めてカウントしてみたところ、最終的には「212冊」の読書をしていたことがわかりました。これは決して自慢したいわけではありません。
「読書が苦手」な人でも、コツをつかめば大量の本を読むことは可能だということを知って欲しいのです。
※ 別に大量の本を読む必要は実際のところはありませんので……
この212冊という冊数を、多いと思うか少ないと思うかは、あなた次第です。上を見ると年間で400冊読む人もいれば、800冊読む人もいます……
私が、このままのペースで読書を続けていくと年間300冊以上の本を読むことは、そう遠くはない未来で実現するでしょう。しかし、その領域に達してしまうと自分が「読書が苦手」だった頃の気持ちをはっきりと思い出すことがむずかしくなっているかもしれません。
それでは、「読書が苦手」な人の気持ちに寄り添うことはできません。
大袈裟な話ではなく、読書は人生を変える力を持っているのです!!
これを1人でも多くの人に伝えることが、私の使命だと勝手に思っています。
私は「この作品は絶対に読め!!」「絶対に読書を習慣にしろ!!」「1ヶ月に10冊読め!!」なんてことは言いません。
「読書をはじめてみようかな……」という小さな小さな「火」を「これならできるかもしれない!!」「読書やってみよう!!」という「炎」に変える手助けがしたいのです!!
【まとめ】
さて、次回から本編をスタートしていこうと思います。
全部読んで欲しい気持ちはありますが、「今日は自分に関係ないな」「これは知っている」と思う記事は飛ばしていただいてかまいません。
あなたが知りたいことが書いてありそうな記事を読んでください。
「わかりにくい!!」「もっと詳しく!!」と感じた記事があれば、遠慮なく「お問い合わせフォーム」からなんでも受け付けます!!
あなたの人生が読書によって変わることを願って……