本を読むと身につくもの ④「読解力」

2019年12月2日更新
2020年4月23日 再更新!!

読書家は、よくこう言います……

読書家A
読書をすると「読解力」が身につくよ!!

読書家B
読書をして「読解力」を身につけましょう!!

「読解力」と聞けば、
知っている人も多いでしょう。
書いて字の如く……
「読み解く力」ことですね。

文章を読み、
意味や内容を理解する力

読解力も、本を読むことで
身につくものですが……
「あなたには読解力がありますか?」
と聞かれて自信を持って……

「私は読解力があります!!」

と言える人は、
少ないのではないでしょうか?

この記事を読んで「読解力」を
理解していきましょう!!

こんな人にオススメの記事です!!

・ 「読解力」がわからない人

・ 人に騙されることが嫌いな人

・ なんで読書をすると読解力が身につくのか? と思う人

⬆️当てはまる方は、必見必読です⬆️

 

【本を読むと身につく「読解力」テスト】

いきなりですが、問題です!!

(問題) 

「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、
女性のAlexandraの愛称であるが、
男性のAlexandraの愛称でもある。」

 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 Alexandraの愛称は(    )である。

1 Alex
2 Alexandra
3 男性
4 女性

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子 東洋経済新報社)に書かれているリーディングスキルテスト(RST)という読解力を試す問題です。

正解は1番「Alex」です。

あなたは正解を出せたでしょうか?
もちろん、これはリーディングスキルテスト
の中では初級問題の扱いなので、
正解者が多いことでしょう。

し・か・し!!

今の中学生と高校生のの正答率は次の通りなのです。

中1・・・23%
中2・・・31%
中3・・・51%

中学生平均正答率・・・38%

高1・・・65%
高2・・・68%
高3・・・57%

高校生平均正答率・・・65%

驚くことに中学生の正答率は、
50%を切っているのです。
著者の新井紀子さんも書かれていますが……

「日本の中高生の
読解力は危機的状況にある!!」

あなたが正解してくれたことを願うばかりです。

【本を読むと身につく「読解力」がないと騙されますよ?】

本を読むと身につく「読解力」がないと騙されますよ?

別に「読解力」
なくても良いじゃん!!

このような意見もよく耳にしますが、
読解力がないと……

「騙される可能性が高くなる」

ということを覚えておきましょう。

TBS系列のドラマ『ドラゴン桜』では、
こんなシーンがあります。

阿部寛さん演じる桜木健二が
生徒に熱く「なぜ勉強をする必要があるのか?」
を伝えるシーンです。(以下引用)

「社会にはルールがある。その上で生きていかなければならない。だがな……そのルールってやつは、すべて頭のいい奴が作っている。それはつまりどういうことか……そのルールはすべて頭のいい奴に都合のいいように作られているってことだ。逆に都合の悪いところはわからないようにうまく隠してある。だがルールに従う者の中でも賢い奴は、そのルールをうまく利用する。例えば税金、年金、保険、医療制度、給与システム。みんな頭のいい奴が、わざとわかりにくくして、ろくに調べもしない頭の悪い奴から多く取ろうという仕組みにしている。つまりお前らみたいに頭を使わず面倒臭がってばかりいる奴らは、一生騙されて高い金払わされ続ける。」

 〜中略〜

賢い奴は騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負け続ける。これが今の世の中の仕組みだ。だからお前ら、騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ!」

『ドラゴン桜』(TBS系ドラマ)
原作 : 三田紀房 脚本 : 秦建日子

ラストの「勉強しろ!」を
「本を読め!」に変えることが
できると思いませんか?

「学生証」「契約書」
「ルールブック」「注意書き」
などを読んで……

もっとわかりやすく
書いてよ……

なんて感じたことはありませんか?

こう思ってしまったら、
書いている側にうまく
操られてしまっているのです。

「むずかしい」や「わかりにくい」
と思った文章を読み飛ばすと、
そこに大きな落とし穴があるのです。

本を読むことで身につく
「読解力」は、あなた自身を
守る行為になるのです。

【本を読むと身につく「読解力」を身につける読書方法】

本を読むと身につく「読解力」を身につける読書方法

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』では……

読書量が多い=読解力があるではない。

と書かれています。

これは、本の読み方に原因があります。
読解力が身につかない読書法とは
「読みっぱなし読書」です。

これは読解力以外でも言えますが
「読書における大切なこと」とは……

本を読むことは
「目的」ではなく
「手段」である。

・1ヶ月に20冊読んだ。

・内容は覚えていない。

こう話すAさんに対して……

・1ヶ月に5冊読んだ

・内容を覚えている。

こう話すBさんがいたとすれば、
どちらが「良い読書をしたのか?」
一目瞭然ですよね?

読む冊数にこだわりすぎると、
大切な目的を見失ってしまいます。

本を読んだ後に
「読みっぱなし」にせず、
必ず「アウトプットする」
というクセをつけましょう!!

最初は面倒かもしれません。
しかし、せっかく本を読んで
学んだことを2、3日で
忘れてしまえば、それこそ時間の無駄です。

アウトプットに関しては
別記事で詳しく書きますので、
「読んだらアウトプット」は
合言葉として覚えておきましょう。

【まとめ】

・ 読解力がないと騙される

・ 読解力を身につけて自分を守ろう

・ 大切なのは読書量ではなくアウトプット

しおつん

「読解力」は
自分に備わっている力なのかを
数字で測ることはできません。

しかし読解力がないと、
大きな事件に巻き込まれたり、
詐欺にあってしまう可能性が高くなります。

「私は騙されたい」
なんて人はいませんよね?
あなたを守れるのは
あなた自身だけです!!

読解力を身につけて、
人に騙されない人生を送りましょう。

 

本と共にあれ ■

 

 

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