年間0冊……
10ページも本を読めなかった私が
年間212冊の本を読めるようになった方法教えます!!
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2020年1月26日更新!!
世の中に存在する「読書術」の本から、読書を効率的にこなすための方法を解説します。
今日の1冊は……印南敦史さんの著書『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)です。
![『遅読家のための読書術』]()
印南さんは書評家、フリーランスライター、編集者として活動されている方です。
月に60本もの書評を書きます。つまり月に60冊の読書です……年間で換算すると700冊以上……仕事とはいえ、凄すぎます!!
そんな印南さんも「本を読むのが遅い」ことに悩んでいたそうです。
多くの人は、「本を読むのが遅い」ときは「スピードを上げよう!!」と考えますが、印南さんは速読にはいかず、本を読む行為の発送を転換させて解決をしたそうです。
今日の記事は……
・ 本を読むのが遅い。
・ 効率的に読書がしたい!!
・ 読書の本質を学びたい!!
⬆️に当てはまる方、必見です!!
【1%を見つけ出す】
読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」ことにあります。
『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社) 印南敦史
本に書いてあることで、読み手が欲しい情報は全体の2割程度だといわれています。
それなのに、全部を読もうとして大切なことを忘れてしまう……
こんなことはよくあることです。
お金を出して買ったから、「その分を全部吸収したい!!」と思っても、人間の脳はキャパオーバーでエラーを起こします。
そんなに自分の記憶力を過信しては、本末転倒です。
本を読むときに「1%に出会う」という考え方を持つことで、本当に大切な知識を本から得られるようになるのです。
【不真面目に読書をする】
音楽はカジュアルに楽しめるのに、どうして本を前にすると僕らは身がまえて、変に生真面目になってしまうんでしょうか? 音楽を聴くときみたいに、もっと気軽に受け入れるわけにはいかないんでしょうか?
遅読家というのは、読書に対する「真面目さ」を捨て切れない人のことです。
『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社) 印南敦史
まさしく、音楽を聴くような感覚で本を読めばいいのです!!
音楽を聴くときは「今から音楽を聴くぞ!!」なんて気合を入れませんよね?
それなのに、読書をするときは……
このように、気合いを入れすぎてしまうのです。
緊張して受ける試験と、リラックスして受ける試験はどちらがいいか? 聞くまでもなく後者ですね。
読書はたくさんの学びを得られるものですが学生のような「勉強」とは違います。
自分の好きな「学び」をすればいいのです!!
【「はじめに」は必ず目を通す】
多くの人がすでにそうしていると思いますが、書店で本を買う前には「はじめに」をさっと目で追っておくことをおすすめします。アマゾンの「なか見!検索」でも、「はじめに」が読めるようにしてある本は多いですよね。
『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社) 印南敦史
「はじめに」は、その本に「なにが書いてあるのか?」という説明です。
この「はじめに」がまとまっていなければ、本編もまとまっていない本が多いです。
「はじめに」を読んで……
と感じたものは、買わないことをオススメします。
【本は3カ月で旧作になる】
刊行されたばかりのピカピカの新刊本は、新刊だというだけで手元に残しておきたくなるパワーがありますよね。ただ、いまの社会のスピード感からすると、どんな新刊も3カ月もすれば新刊ではなくなります。
『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社) 印南敦史
これは、私が本を読んでいても痛感する事実です。
その証拠に、読書家は常に「新刊」を読みますが、読書をあまりしない人は「旧作」を古本屋で購入して読んでいます。
新刊は高い……しかし、最新情報は新刊にしかないのです!!
今は利用する人が減りましたが、レンタルビデオ屋でも、人気のある作品は、新作料金で旧作より高くても多くの人が借りますよね?
情報はどんどん古くなります。
私たちは情報過多の時代に生きています。日々情報をアップデートすることができなければ、時代に置いていかれてしまうのです。
【書籍紹介】
『遅読家のための読書術』は、昨年、私が友人にオススメしまくっていた本です。
という人には、強くオススメできる本になっています。
【まとめ】
・ 「1%に出会う」を意識する
・ 読書に対して真面目になりすぎない
・ 「はじめに」は必読!!
・ 本は3カ月で旧作になる
いかがだったでしょうか?
遅読家だと自覚のある人は、物理的に速さを求めるのではなく、考え方を変えて読書をすることが必要です。
『遅読家のための読書術』は、遅読家のためでもあり、読書を楽しみたい人のための本でもあるのです。